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無料の勤怠管理アプリを選ぶときの確認点|人数と出力

無料の勤怠管理アプリは、人数が無料枠に収まるかだけでなく、締め日を過ぎてもデータを確認でき、必要な形式で出力できるかで選びます。継続して使える無料プランと、有料機能を期間限定で試す無料トライアルは別です。候補を絞ったら、退職者を含む人数の数え方、複数店舗の扱い、履歴と出力の制限を確かめ、月締めの作業まで試しましょう。

編集:シフトエンジン。参照した公式資料と確認日は本文末尾に掲載しています。

無料プランと無料トライアルを分けて比較する

「無料で始められる」という案内を見たら、まず無料期間の終了後も使える機能を調べます。登録直後は使えた承認、出力、連携が、試用終了後も無料で使えるとは限りません。料金表だけでなく「無料プランの制限」「お試し終了後」の公式ヘルプを一緒に開きましょう。

たとえばHRMOS勤怠は、無料プランの利用者が有料機能を30日間試せる制度を案内し、終了後はフリープランに戻ると説明しています。ジョブカン勤怠管理も、有料申込みをしない場合は試用終了後に無料プランへ移行すると案内しています。試用中の便利さと、継続利用するプランの範囲を分けて評価する必要があります。

比較表には「登録直後」「試用終了後」「人数増加後」の三つの列を作ると、条件が変わる時点を整理できます。確認日と参照URLも残し、申込み直前に最新条件を照合してください。この記事の公式情報の確認日は2026年10月25日です。

この節の参照資料:ジョブカン勤怠管理「無料プランの制限について」 / HRMOS勤怠「「1ヵ月有料プランお試し」と「継続利用の手続き」について」

少人数でも、人数の数え方と店舗の扱いを確認する

勤怠管理を無料で使える人数は、当日の出勤者数とは限りません。登録者、在籍者、表示対象者のどれが基準かを確認します。アルバイトの入れ替わりが多い店では、退職処理や再雇用の扱いによって、想定した枠に収まらないことがあります。

公式案内では、HRMOS勤怠は登録人数30名以下を無料プランの対象としています。一方、ジョブカンの無料プランは表示スタッフが10名までで、無料プランへの移行時には退職者も含む登録順が関係します。単に「10人まで無料」と要約すると、必要な人が表示されるかを見落とします。

複数店舗で使う場合は、上限が会社全体か店舗ごとか、同じ従業員を二店舗に登録したらどう数えるかも確認します。店舗数に制限がなくても、店長ごとの閲覧範囲や店舗間ヘルプの集計に必要な機能が無料とは限りません。料金を抑えるためにアカウントを分ける前に、本部集計と異動履歴を維持できるかを考えましょう。

  • 現在の在籍者だけでなく、来月の採用予定と退職処理中の人も数える。
  • 管理者や承認のみの利用者が上限に含まれるかを調べる。
  • 二店舗に勤務する一人を、同じ従業員IDで管理できるかを確認する。
  • 上限を超えたら超過人数だけが課金されるのか、全員が対象になるのかを確認する。

この節の参照資料:ジョブカン勤怠管理「無料プランの制限について」 / IEYASU「よくあるご質問|料金・プランについて」

CSV出力と履歴は、画面で見えることと分けて調べる

「CSV対応」という表示だけでは、給与担当が必要なファイルを受け取れるかは判断できません。打刻の明細と、月間の集計と、申請一覧では出力対象が異なります。無料で出力できる帳票、出力できる期間、出力頻度、修正後の再出力を具体的に確認します。

ジョブカンの公式ヘルプは、無料プランで閲覧・編集・ダウンロードできる勤怠データを過去30日分に制限し、一部の印刷・ダウンロードやAPI連携も対象外としています。過去のデータがサーバーに残ることと、無料で取り出せることは同じではありません。

履歴の確認では、保存期間、画面での閲覧期間、解約後の取得期限を分けて質問してください。サービスの閲覧上限を、そのまま会社として必要な記録の保存期間だと考えないことも大切です。アプリ外で保管するなら、保存担当と保管場所を決め、後から誰の何月の記録か分かる名前を付けます。

  • 従業員ID、対象期間、日別の開始・終了・休憩、月合計を必要に応じて照合する。
  • CSVをExcelで開き、先頭ゼロのID、日付、合計時間が意図せず変わらないかを見る。
  • 承認前と承認後、訂正前と訂正後で、どの結果が出力されるかを確認する。
  • 退職者の過去月も、必要な担当者が取り出せるかを確認する。

この節の参照資料:ジョブカン勤怠管理「無料プランの制限について」

8人・2店舗の想定例で無料枠を判定する

次はサービスの仕様ではなく、比較のための想定例です。在籍者8人、店長を含む2店舗、月末締めで翌月5日に給与担当へ渡す運用を考えます。翌月20日に訂正が発生することも試験条件に入れます。

候補の人数枠が十分でも、翌月20日に前月初日の記録を確認できなければ、この運用には別の保管手順が必要です。また、CSVが出せても店別の作業が毎月必要なら、その手間を含めて判断します。無料プランで運用できるかは月額だけで決めず、下表の結果を候補ごとに書き込んで比較しましょう。

8人・2店舗の想定例で無料枠を判定する
試す条件確認する結果不足したときの対応
8人在籍+管理者上限の数え方と全員の表示管理者を含めた対象人数を再計算
同じ人が2店舗で勤務個人の合計と店舗別の実績の両方手作業で集計する手間を見積もり、上位プランも検討
翌月5日に前月を締める全日付と必要項目を出力可能取得日を見直し保管担当を指定
翌月20日に前月を訂正履歴参照・訂正・再出力が可能無料でできない作業を明記
スタッフ退職後に過去月照会IDと実績が対応したまま取得可能退職前の取得手順を決める

試用は「打刻できた」で終わらせず月締めまで行う

端末の操作性だけなら短時間でも確認できますが、無料プランの運用判断には締め後の確認が必要です。本番の名簿を一気に移す前に、テスト用の従業員と承認者で作業の流れを確かめます。人数や期間の制限を試す際は、データ削除や本番設定への影響も事前に確認してください。

特に、有料機能が開放される試用では「無料でも使えると確認した機能」と「試用だけで確認した機能」を分けて記録します。プラン変更時の画面を無理に再現できない場合は、公式窓口に条件を示して聞き、回答を保存します。

記入例・数式
無料プランでの運用について確認したいです。
在籍8名・管理者1名・2店舗で、同じ人が両店に勤務します。
月末締めの結果を翌月5日にCSVで渡し、翌月20日に前月を訂正する場合があります。
人数の算定、店舗別の出力、履歴閲覧、訂正後の再出力が無料範囲に含まれるか教えてください。

  1. 必要な出力項目、対象人数、締め日、履歴を参照する場面を紙に書く。
  2. 出勤・退勤・休憩に加え、打刻漏れの訂正と承認を一件ずつ試す。
  3. 二店舗勤務と日付をまたぐ勤務など、自店で発生するケースを確認する。
  4. 締めた結果を出力し、手元の明細と日別・月別で照合する。
  5. 試用終了後に残る機能と、履歴を取得できる期間を公式条件で確認する。
  6. 毎月の出力・保管担当と、上限に近づいたときの判断者を決める。

無料で続けるかは、毎月残る作業量で決める

無料枠に収まり、必要な記録を確認・出力・保管できるなら、小さく始める選択肢になります。逆に、履歴を保存しそびれないために頻繁な出力が必要だったり、複数店舗の集計を毎回つなぎ直したりするなら、担当者が無理なく続けられるかを点検してください。

費用を比較する際は、月額料金と、手作業の所要時間、見直しが必要になる人数の目安を並べます。「採用が決まり上限に近づいた」「給与側の出力形式が変わった」など、再検討のきっかけも決めておくと、無料枠を維持すること自体が目的になりにくくなります。個人の勤務メモ用アプリを探している場合は、店舗の勤怠管理とは比較基準が違うため、用途から選び直しましょう。

参考資料・記事について

公式資料の機能説明・制度案内を参照し、手順と記入例は当サイトで作成しています。想定例・試算は実在する店舗の実績ではありません。制度やサービスの条件は変更される場合があるため、参照先の最新情報もご確認ください。

よくある質問

無料の勤怠管理アプリで給与計算までできますか?

勤怠実績の集計、給与ソフト向けCSV出力、給与計算そのものは別の機能です。無料プランに含まれる範囲と、必要な出力項目、連携の制限を確認してください。

10人以下なら、無料プランをそのまま選んでよいですか?

人数だけでは判断できません。管理者や退職者の扱い、複数店舗、履歴閲覧、出力対象を確認します。表示人数に上限があるサービスでは、在籍人数と表示される人が一致するかも重要です。

CSVを保存すれば、アプリ内の履歴は短くても問題ありませんか?

必要な明細と後から確認できる情報が取得でき、適切に保管できるかによります。集計値だけでは訂正の根拠を追えない場合もあるため、保存担当者、取得頻度、退職者や修正履歴の扱いを決めてください。

無料トライアルで使えた機能は、終了後も無料ですか?

継続できるとは限りません。終了後の無料プランで利用できる機能を、料金表と制限に関する公式ヘルプで確認し、テスト結果にも利用プランを記録してください。

次に確認したいこと

勤怠管理の基礎を確認する

関連する解説や記入例を、ご自身の確認したい内容に合わせてご利用ください。