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シフト管理アプリを乗り換える前のチェックリスト

シフト管理アプリの乗り換えは、旧アプリから必要な情報を取り出せるか、新アプリで情報の意味を変えずに移せるか、切替後にスタッフが迷わないかの三つで判断します。CSVが使える製品同士でも、従業員IDや日付、希望と確定の区別が一致するとは限りません。先に移す情報と参照用に残す情報を分け、旧アプリを解約する前に少人数で照合しましょう。

編集:シフトエンジン。参照した公式資料と確認日は本文末尾に掲載しています。

実際に試す・記入する

1.乗り換える理由と、移すデータを分ける

最初に「何を改善できれば乗り換えるか」を一つか二つ決めます。たとえば、複数店舗の応援勤務を扱いたい、訂正の連絡を追いやすくしたい、といった日常の困りごとです。新しい画面の見やすさだけで判断せず、実際に困った一件を新アプリで最後まで処理してから候補を絞ります。

次に、従業員名簿、店舗・部署、勤務パターン、希望、確定シフト、変更履歴、勤怠実績、休暇、チャットや添付ファイルを棚卸しします。予定表だけを移しても、後から「なぜ変更したか」を確認できない場合があります。逆に、全履歴を新アプリへ登録する必要はなく、過去資料として読めればよいものもあります。

  • 移す:切替月以降の確定勤務、在籍者、利用する店舗・勤務枠。
  • 参照用に残す:過去の確定表、必要な変更履歴、締め済み実績と関連帳票。
  • 改めて設定する:権限、通知先、承認経路、外部連携、退職者の利用停止。
  • 別途確認する:未承認の希望・休暇、提出途中の内容、移行日に届く訂正。

2.CSV出力と、解約後の閲覧期限を先に確かめる

出力の有無だけでなく、誰が、どの期間の、どの項目を取り出せるかを調べます。画面の印刷は人が読む控えに向き、CSVは照合や加工に使います。出力時刻、対象店舗、対象期間、下書きを含むかをメモし、元のファイルを加工せず保存したうえで作業用コピーを作ってください。

公式仕様の例では、freee勤怠管理Plusは、表示レイアウトに近いExcel出力と、項目を選ぶ日別CSV出力を案内しています。画面で見えている情報が、同じ一枚のファイルにすべて含まれるとは限らないため、必要項目を一覧にして欠落を確認します。

保存期限も製品ごとに違います。Pochikin Shiftの公式マニュアルでは、契約終了後に使えなくなる業務画面と、終了後90日間利用できる登録データ出力を区別しています。給与用の期間指定CSVは終了日までの出力が必要とされています。この日数を他社へ当てはめず、自社契約の終了日・閲覧範囲・出力期限を販売元に確認しましょう。

この節の参照資料:freee株式会社「登録したスケジュールを出力したいので、出力方法を教えて。」 / Pochikin Shift「契約・お支払い(料金・請求・キャンペーンコード)|Pochikin Shift マニュアル」

3.旧IDと新IDを結び、日付・時刻を変換する

同姓同名、改姓、複数店舗所属があるため、氏名だけで対応付けるのは避けます。旧従業員ID、新従業員ID、本人を識別するための社内番号、所属の対応表を作り、退職者を新アプリで有効にするかも決めます。先頭ゼロを含むコードは、表計算ソフトで数値に変換されていないか確認してください。

下表は架空の旧アプリAから新アプリBへ移す設計例です。実在製品のCSV列名や取込仕様ではありません。日時、勤務区分、公開状態の意味をそろえてから、Bが指定する書式へ変換します。

取込先の例として、freee勤怠管理Plusは指定レイアウトを使い、勤務日・従業員コードを必須としています。日またぎは当日・翌日などを付ける形式で、既存日の予定を更新する動作にも注意が必要です。入力可能期間にも条件があるため、旧データの全期間をそのまま入れられる前提では進めません。

3.旧IDと新IDを結び、日付・時刻を変換する
項目旧アプリAの値新アプリBでの対応・検査
従業員0007/佐藤EMP007へ対応付け。氏名だけでは照合しない
勤務区間11月5日22:00〜翌6:00開始11月5日22:00、終了11月6日06:00として照合
休憩60分1時間か60分かを確認。夜勤例の実働は7時間
勤務コードL=遅番Bの遅番定義の開始・終了・休憩と比較
申請状態希望提出済み/未確定確定勤務に変換しない。取込不可なら別管理
公開状態下書き本番通知を出さず、試行用の非公開状態を確認

この節の参照資料:freee株式会社「【インポート】スケジュールの一括登録方法(スケジュールデータ[CSV])」

4.並行して試す間も、正式に使う勤務表は一つにする

まずは協力できる5人と一週間を選び、通常勤務、夜勤、応援勤務、希望の訂正を含めて試します。並行期間中も実際の出勤に使う勤務表は旧アプリに一本化し、新アプリは検証用と明示します。新旧の両方から本番通知を送ると、スタッフがどちらに返信すべきか分からなくなります。

CSVの行数や合計時間だけでは不十分です。本人ごとの勤務区間、店舗、希望と確定の状態、公開先を見比べます。同じ合計7時間でも、昼間勤務と夜勤、別店舗の勤務では一致といえません。取込後に一件修正し、本人の画面への反映、再出力、本部への提出まで確かめます。

  1. 旧アプリの対象期間を控え、出力時点を記録する。
  2. 必要な名簿・店舗・勤務枠を新アプリに準備し、通知を抑えられるか確認する。
  3. 対応表に従い試行データを登録。取込不可の項目は別表に残す。
  4. 個人別の勤務日時、休憩、所属、状態を照合し、差分を記録する。
  5. 店長の訂正とスタッフの閲覧を試し、担当者と合否を残す。

5.切替日時と、戻す条件を共有する

本番切替は「来月から」だけでなく、どの期間の希望をどこへ出すか、いつ旧アプリ側の更新を止めるかまで決めます。最終出力後に届いた訂正は差分台帳へ残し、新アプリに反映してから公開します。切替直前に両方を編集する運用は避け、受付先を一つにしてください。

合格条件は、自分たちが必要とする作業で決めます。対象者全員が確定表を開ける、勤務区間の未解決差分がない、本部提出が通る、訂正を担当者が追える、といった条件です。本人が閲覧できない、勤務日にずれがある、出力できない場合は本番公開を保留します。

元のアプリへ戻す場合は、新アプリ側で受け付けた変更を旧アプリ側へ戻して照合し、どの表を使うかを再案内します。新アプリ側の通知停止と閲覧権限も確認します。データを戻す作業を含めた時間が必要なので、旧契約の終了直前になって検証を始めるのではなく、やり直せる期間を確保しておきましょう。

記入例・数式
【シフトアプリ切替のお知らせ・例】
11月分の確定表は旧アプリを参照してください。
12月分の希望は、11月10日以降、新アプリから提出してください。
旧アプリへの新規提出は11月9日18時で終了します。
提出済み内容の訂正・ログイン不可は店長へ個別連絡してください。
新アプリの確定表は公開のお知らせ後に確認をお願いします。

6.解約前に、移行できなかった情報を保存する

切替が成功しても、旧アプリを開かないと分からない情報が残っていないか点検します。過去の希望、チャット、承認経緯、添付資料は、新アプリ側の予定CSVに収まらないことがあります。取込対象から外す情報は「不要」とせず、保存方法、閲覧担当、保存先と社内の保存方針を決めます。

バックアップは取得しただけで終わらせず、別の担当者が開けるか確認してください。個人情報を含む名簿や勤怠資料はアクセスできる人を絞り、作業用コピーの置き場所も管理します。出力操作ができる管理者が退職する予定なら、その前に引き継ぎと保存を済ませます。

最後に、旧契約の終了、新アプリの権限・通知、外部連携の切替、手順書のリンクを点検します。一か月後にも、旧アプリへの提出が続いていないか、本部集計で過去データが必要にならなかったかを振り返り、次の担当者が同じ対応表を使える状態にします。

参考資料・記事について

公式資料の機能説明・制度案内を参照し、手順と記入例は当サイトで作成しています。想定例・試算は実在する店舗の実績ではありません。制度やサービスの条件は変更される場合があるため、参照先の最新情報もご確認ください。

よくある質問

CSV出力があれば、別のシフトアプリへそのまま移せますか?

そのまま移せるとは限りません。列の並び、従業員ID、日またぎ、休憩、勤務区分、希望や確定の状態が異なります。取込先のテンプレートに合わせ、少量のデータで意味が一致するか確認します。

過去のシフトをすべて新アプリへ登録すべきですか?

新アプリ側で必要な期間と、資料として参照できればよい期間を分けます。過去データの取込制限や履歴の対応範囲を確認し、移せないものは保存先と閲覧方法を決めます。

旧アプリはいつ解約すればよいですか?

必要なデータを保存し、新アプリ側で提出・確定・閲覧・出力を検証してから判断します。解約手続日、利用終了日、出力期限は同じとは限りません。契約条件と元のアプリへ戻すために必要な期間を先に確認してください。

並行運用中は、スタッフが両方へ希望を出しますか?

正式な提出先を一つに決め、もう一方は試行と明示する方法が管理しやすいです。二重提出が必要な試行では対象者・期間を限定し、どちらが実際の勤務指示かを必ず伝えます。

次に確認したいこと

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