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棚卸しの日のシフトを組む|売場対応と数え直しを含めた作業計画

棚卸しは商品を数える時間だけでは終わりません。準備、売場対応、差異確認を分け、必要な作業分数から担当を置くための計画例です。

実際に試す・記入する

数える範囲と商品の動きを決める

J-Net21の在庫管理の解説では、帳簿と現品の確認を在庫管理の一部として扱っています。店舗の作業計画では、どの時点の在庫を数えるか、棚卸し中の販売・入荷・移動をどう記録するかを先に決めます。

この節の参照資料:中小機構 J-Net21仕入品を管理するには

準備・実査・差異確認を別に見積もる

以下は説明用の仮定です。120棚を一棚3分で数えるなら360分、準備60分、差異確認90分で合計510分です。二人で各3時間なら360分しか確保できず、計画上150分不足します。棚ごとの難しさが違う場合は区分して測ります。

準備・実査・差異確認を別に見積もる
工程試算作業分数
準備・区画確認60分60
実査120棚×3分360
差異確認・再確認90分90
合計全工程510

売場に残る人を先に分ける

営業中なら、会計・接客を担当する人を棚卸しの作業時間へ重複計上しません。呼ばれるたびに中断する担当者は、その分を計画に反映します。確保できる時間が足りない場合、範囲の分割や実施時間の変更を責任者と検討します。

  1. 棚や売場の区画ごとに担当を割り当てる。
  2. 数えた区画と未実施区画を区別する記録を用意する。
  3. 販売・入荷・移動を記録する担当を決める。
  4. 差異確認の担当と時間を別に確保する。
  5. 残作業と確定した在庫の範囲を引き継ぐ。

不足150分を、どの工程で解消するか

例では二人が各3時間で360分の作業を確保できる一方、準備60分、実査360分、差異確認90分の合計510分が必要です。実査の360分だけを見ればちょうどですが、準備と確認が入っていないため150分不足します。このまま始めると、数える作業が終わった後の差異確認を別の日へ押し出す計画になります。

対応案の一つは、準備60分を前日までに、別の確保した作業枠で終えることです。その場合も当日は450分必要なので、二人の3時間だけでは90分不足します。さらに差異確認の担当90分を別に確保できれば、計画上の510分を満たせます。前日へ移しただけで時間が消えるわけではなく、誰がどの勤務時間に担当するかを記載します。

別案として当日の担当時間を増やす場合も、全員が全工程を同時に進められるとは限りません。実査が終わらないと差異確認に入れない区画があるため、作業の順序と引継ぎを確認します。人数を足して割った値だけで終了時刻を決めず、最後に残る工程の担当を確保します。

数え終えた区画へ商品が動いた場合

営業中に商品が売れたり別の棚へ移ったりすると、いつの在庫を数えたかが分からなくなることがあります。開始前に基準時点と商品移動の記録方法を決め、数え終えた区画を識別できるようにします。具体的な処理は自店の在庫管理手順に従い、数え直せばよいという前提で移動を放置しないようにします。

担当を交代するときは、終了した区画、途中の区画、差異がある区画を分けて渡します。途中の棚を済として引き継ぐと、後の担当は再確認が必要なことに気付きません。区画番号と担当者、完了時刻を残すと、差異が出た場所をたどれます。

終了後は棚ごとの実測を次回へ戻します。難しい棚が一部だけなら、その区画へ多めの時間を置きます。中断が全体に多いなら、営業対応と棚卸しを同じ人へ重ねた計画を見直します。一律に一棚3分という仮定を使い続けず、自店の条件で更新してください。

次回は実測した作業量で組む

終了後、区画ごとの所要時間と中断理由を記録します。一棚の時間だけが長いなら商品の数え方や整理状態、全体が遅れたなら準備や差異確認の見積もりを見直します。

遅れたからといって、予定外の勤務延長を自動的に前提にしません。残作業と影響を示して責任者が判断し、実際の勤務時間は所定の勤怠へ記録します。

参考資料・記事について

公式資料の機能説明・制度案内を参照し、店舗向けの手順と記入例は当サイトで作成しています。想定例・試算は実在する店舗の実績ではありません。

よくある質問

全員を棚卸しへ回した方が早いですか?

営業中に必要な対応や確認担当が欠けると、作業が中断・重複することがあります。売場対応、実査、差異確認を分けて配置します。

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