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希望回収約8分で読めます

Googleフォームでシフト希望を個別送信|事前入力リンクの作り方

スタッフごとに違うリンクを送り、従業員IDの入力を減らしたいなら、Googleフォームの事前入力リンクが候補になります。ただし、これは回答欄に初期値を入れる仕組みです。本人確認や他人の入力防止とは分けて考えます。質問自体を変えたいのか、回答を別々に管理したいのかを先に決め、共通フォーム・分岐・別フォームから選びましょう。

編集:シフトエンジン。参照した公式資料と確認日は本文末尾に掲載しています。

「個別で違うフォーム」の三つの意味を分ける

「一人ずつ違うフォームを送る」には、入力済みのIDだけを変えたい場合、表示する質問を変えたい場合、回答の管理先を分けたい場合があります。IDだけの違いでフォームを人数分コピーすると、翌月の締切や質問の修正も人数分になります。まず共通でよい部分と、個別にする必要がある部分を分けます。

次の表は選び方の例です。どの方法でも、リンクを作ることと、回答者のアクセス権を設定することは別の作業です。

「個別で違うフォーム」の三つの意味を分ける
変えたいもの方法の候補残る確認
IDや対象期間の初期値同じフォームから事前入力リンクを作成初期値が正しいかを本人にも確認してもらう
担当する職種ごとの質問回答に応じたセクション分岐回答者が選び直しても問題ない質問か
質問項目・管理担当・公開対象の全体フォームを分けて管理修正・締切・回答先を各フォームで管理
ログインした本人だけの入力や個別権限必要な認証・権限を備えた設計を検討事前入力だけで要件を満たすと考えない

この節の参照資料:Google「フォームを公開して回答者と共有する」 / Google「回答に応じて質問を表示する」

従業員IDを入れた事前入力リンクを作る

ここでは架空のS001・S002を使います。フォームには「従業員ID」「対象期間」「勤務可否」などの質問を用意し、希望日時を回答できる共通の設問を作っておきます。実名、電話番号、休みの事情などを事前入力リンクへ入れる必要はありません。

Googleの案内に従い、フォーム右上のその他メニューから事前入力画面を開き、IDと対象期間を入れてリンクを取得します。S001用を取得した後は、S002へ値を変えて別のリンクを取得します。URLを手作業で組み立てるより、画面で生成したリンクを一件ずつ開いて確認する方法が分かりやすいでしょう。

  1. 共通フォームの質問と対象期間を確定する。
  2. その他メニューの「フォームに事前入力する」を開く。
  3. 従業員IDにS001、対象期間に自店の回収期間を入力する。
  4. 「リンクを取得」でS001向けのリンクを保存する。
  5. 同じ方法でS002向けを作成し、それぞれ開いて初期値を確認する。
  6. 回答者向けに公開し、予定する配布相手がアクセスできるか試してから個別に送る。

この節の参照資料:Google「フォームを公開して回答者と共有する」

事前入力は本人確認ではなく、編集できる初期値として扱う

事前入力されたID欄は、固定された本人認証情報として扱いません。入力欄の値が変わったり、別の人へリンクが転送されたりする前提で、受領したIDと名簿を照合します。本人以外の入力を禁止したい要件なら、別途、利用可能なアカウント・公開対象・運用上の確認方法を検討してください。

IDもスタッフへ結び付けられる情報です。配布台帳とリンクは担当者だけで管理し、グループチャットへ個人別リンク一覧を貼らない運用にします。誤配布を見つけたら、正しいリンクを送り直すだけでなく、既に届いた回答のID・対象日・受領日時も確認します。

「回答を1回に制限する」を有効にするとGoogleアカウントへのログインが必要です。ただし「1回」は従業員ID欄で制御されるものではありません。一人一日で何度も提出する設計とも合わないため、先に回収単位を決めます。

記入例・数式
【個別の案内文の例】
○月分のシフト希望をお願いします。
対象:○月○日〜○月○日
締切:○月○日(○)○時
回答先:[あなた向けの回答リンク]
開いたら、従業員IDと対象期間が自分のものか確認してください。
違う場合は送信せず、この連絡へ返信してください。
このリンクは他の人へ転送しないでください。希望の提出だけでは勤務は確定しません。

この節の参照資料:Google「フォームを公開して回答者と共有する」

質問だけ変えるなら、回答に応じてセクションを分ける

たとえば「通常勤務」「研修参加」で確認したい項目が異なる場合は、最初の選択に応じたセクションを作る方法があります。Googleフォームのセクション分岐を指定できるのは、ラジオボタンなどの多肢選択式とプルダウン形式です。チェックボックスで複数の勤務区分を選ばせる設問から、そのまま同じ分岐を設定する説明にはしないでください。

分岐は記入の負担を減らすために使い、他の人から見せたくない情報の隔離には使いません。回答者が別の選択肢を選ぶことも想定し、各セクションには通常勤務の質問、研修日など、見えても差し支えない項目を置きます。個人事情や他のスタッフの希望をあらかじめ載せないことが基本です。

質問だけ変えるなら、回答に応じてセクションを分ける
最初の選択肢移動する質問の例末尾で確認すること
通常勤務の希望日別の勤務可否・開始終了共通の確認セクションへ進む
研修参加の希望参加可能な研修日・時間通常勤務の質問を飛ばしてよいか
どちらか分からない担当者への確認方法未定を勤務可として処理しない

この節の参照資料:Google「回答に応じて質問を表示する」

個別リンクと回答を、同じ名簿で照合する

送信済みと提出済みは別の状態です。台帳には、誰にどの期間のリンクを送ったかと、実際の回答を受け取ったかを分けて記録します。次は架空の配布例で、フォームが自動で作る台帳ではありません。実際のURLは担当者だけが扱う列へ保管します。

回答をGoogleスプレッドシートへ保存する場合は、受領したID・対象期間を台帳と突き合わせます。ID違い、同一人の重複、対象期間違いを「未提出の解消」として数えず、確認待ちにします。フォームと回答先シートの権限は個別に点検してください。

個別リンクと回答を、同じ名簿で照合する
IDリンク・配布の記録回答の状態次の確認
S001個別リンクA/10月30日送信受領ID S001、期間一致提出済みとして記録
S002個別リンクB/10月30日送信受領ID S001、期間一致ID違い。送信先と回答者に確認
S003未配布回答なし先に配布漏れを修正。催促と分ける

この節の参照資料:Google「フォームの回答の保存先を選択する」

配布前に、二人分のリンクで取り違えを試す

公開前の確認は、作成者として開くだけで終えません。架空の二人分を用意し、予定する端末とアカウントで回答者として開きます。本人用の入力値が見えているか、送信した回答を担当者が正しく区別できるかを一往復で確認します。

未ログインでの動作も、実際に使う公開設定で確認します。ログイン不要と案内する前に、回答回数制限や組織のアクセス制限などによってログインが求められないかを試してください。次の表は自店で行う確認手順であり、当サイトがあなたのフォームを実機検証した結果ではありません。

配布前に、二人分のリンクで取り違えを試す
試すこと期待する確認結果合わなかった場合
S001・S002のリンクを別々に開くそれぞれ自分のIDと対象期間が表示されるリンク台帳と生成時の値を点検
S002用でIDを変更してテスト送信変更値が受領される可能性を担当者が把握する初期値を認証として使わない設計へ戻す
予定するアカウント/未ログインで開く案内とアクセス条件が一致する公開対象とログインに関わる設定を確認
各分岐を選び、最後まで進む必要な質問と送信画面へ到達できる移動先と必須質問を修正
同じ人の訂正を一件受ける元回答との関係を追える編集か差分再提出かを統一する

専用ツールを選ぶ前に、必要な個別管理を書き出す

毎月のリンク作成、誤配布の確認、訂正の照合が負担なら、専用ツールで何を置き換えたいかを具体化します。「スタッフごとのリンク」「本人確認」「未提出一覧」「締切後の訂正」は別の要件です。一つができるから他もできると判断せず、少人数の対象期間で確認します。

シフトエンジンの希望回収機能も比較先の一つですが、ここで説明したGoogleフォームの事前入力やセクション分岐を、そのまま製品機能として提供すると示すものではありません。必要な公開範囲と操作を機能ページで確認し、自店のフォームと比較してください。

参考資料・記事について

公式資料の機能説明・制度案内を参照し、手順と記入例は当サイトで作成しています。想定例・試算は実在する店舗の実績ではありません。制度やサービスの条件は変更される場合があるため、参照先の最新情報もご確認ください。

よくある質問

Googleフォームの事前入力リンクなら、従業員IDを変更できませんか?

変更不可の本人確認としては扱いません。初期値を入れる仕組みなので、受領したIDと対象期間を配布台帳に照合します。本人以外の入力を制限したい場合は、別途アクセス設定と認証の要件を確認してください。

スタッフの人数分だけフォームをコピーする必要がありますか?

IDや対象期間の初期値だけを変えたいなら、同じフォームから複数の事前入力リンクを作る方法があります。質問内容、管理担当、回答者の公開範囲を分ける必要があるときは、別フォームで管理する方法と比較します。

担当別の質問をチェックボックスから分岐できますか?

Googleフォームの「回答に応じてセクションに移動」は多肢選択式とプルダウン形式で利用できます。チェックボックスの複数回答から同じ分岐を設定する設計にはせず、最初の単一選択を作るか、質問構成を見直します。

個別リンクを送れば、Googleアカウントなしで必ず回答できますか?

個別リンクだけでは決まりません。回答を1回に制限するとログインが必要です。公開対象や組織の設定も確認し、実際の回答者と同じ条件で試してから案内してください。

同じIDの回答が二つ届いたら新しい方を採用してよいですか?

日時だけで決めず、同一人の訂正か、リンクやIDの取り違えかを確認します。対象期間・対象日・変更内容をそろえ、確認が済むまで提出済みと確認待ちを分けて記録します。

次に確認したいこと

希望回収機能と運用を確認する

関連する解説や記入例を、ご自身の確認したい内容に合わせてご利用ください。