SUMIFSでスタッフ別の予定時間を集計する|月とIDで絞る方法
月ごとの予定勤務時間を、従業員IDで集計する練習例です。月初以上・翌月初未満の条件を使い、他の月の行が混ざらないようにします。
合計する時間の単位をそろえる
A列を勤務日、B列をID、C列を予定時間とし、C列は「時間」の小数で入れます。7時間30分は7.5です。時刻形式の7:30と小数の7.5を同じ列で混ぜないでください。ここでは休憩を除いた予定時間が別途確認済みである前提です。
| 勤務日 | ID | 予定時間(時間) |
|---|---|---|
| 2026/9/1 | A | 7.5 |
| 2026/9/2 | A | 6 |
| 2026/9/2 | B | 8 |
| 2026/10/1 | A | 7 |
IDと月を指定して合計する
E2へA、F2へ2026/9/1、G2へ2026/10/1を日付として入力します。SUMIFSは先頭に合計範囲、その後に条件範囲と条件を指定します。
H2:=SUMIFS(C2:C5,B2:B5,E2,A2:A5,">="&F2,A2:A5,"<"&G2)
結果:13.5(7.5 + 6)この節の参照資料:Microsoft「SUMIFS 関数」
月末ではなく翌月初未満にする理由
日付に時刻が含まれるデータでは「9/30以下」が9/30の0時までを意味することがあります。「10/1未満」なら9/30の時刻付きデータも対象にできます。入力元の勤務日が開始日か営業日かは別途そろえます。
例の10/1の行を9/30へ変えると、結果は20.5になります。IDをBへ変えた場合は8です。この二つを試してから、実際のデータ範囲に広げてください。
13.5時間になるまで、条件を一つずつ読む
例のC列は7.5や6のような小数時間で、B列に従業員ID、A列に勤務日が入っています。E2をA、F2を9月1日、G2を10月1日にすると、IDがAで、9月1日以降かつ10月1日より前の行だけを合計します。対象は7.5と6なので13.5です。同じ月のBさんの8時間と、Aさんの10月分は含まれません。
最初の検算では、対象になる行を手で二つ選び、足し算の結果とH2を比較します。次にE2をBへ変えて8になること、Aへ戻して13.5になることを確認します。式を別のスタッフへコピーする前に、ID条件が実際に切り替わるかを試すためです。見た目の氏名ではなく、集計に使うIDをどの列へ入れるかもそろえておきます。
翌月の集計は、開始日を10月1日、終了境界を11月1日へ変更します。9月30日までという終端ではなく翌月初未満にしているのは、日付に時刻が含まれる記録でも月末日の後半を落とさないためです。表示が日付だけでも内部に時刻が含まれる場合があるので、入力の形式を確認してください。
0や予想より大きい合計が出た場合
0の場合は、まずIDが一致しているかを確認します。Aと見えても前後に空白がある、数字のIDが別の形式で取り込まれた、といった違いがないかを調べます。次に勤務日が文字列ではなく日付の値か、合計する時間が数値かを確認します。表示形式を日付へ変えただけでは、元の文字列が必ず日付になるわけではありません。
合計が大きい場合は、同じ勤務を二回取り込んでいないかを見ます。SUMIFSは条件に合う行をすべて足すので、重複行も正しく加算してしまいます。従業員ID、勤務日、勤務区間の組合せを原本と照合し、訂正前後の記録を両方足していないか確認します。
また、この例の13.5は小数時間であり13時間50分ではありません。13時間30分に相当します。別の表へ渡すときは列名に小数時間と書き、時刻形式の8:00と同じ列へ混ぜないようにします。
合計が0になる場合の確認順
IDの余分な空白、日付が文字列になっていること、時間が文字列で入っていることを順に確認します。条件範囲と合計範囲の行数もそろえます。合計0を「勤務なし」と判断する前に、対象の行を目で確認してください。
この合計は予定です。実際の労働時間や給与計算に使う場合は、勤怠実績と制度に応じた集計が別途必要です。
参考資料・記事について
公式資料の機能説明・制度案内を参照し、店舗向けの手順と記入例は当サイトで作成しています。想定例・試算は実在する店舗の実績ではありません。
- Microsoft:SUMIFS 関数確認日:2026年9月14日
よくある質問
同姓同名ならどうしますか?
氏名ではなく重複しない従業員IDで集計します。ID自体の重複や先頭ゼロの消失も、元の名簿と照合してください。
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