本文へ移動
ホームブログシフト制とは?固定・自由・交代制を勤務例で比較
シフトの基礎約7分で読めます更新:

シフト制とは?固定・自由・交代制を勤務例で比較

シフト制とは、勤務する日や時間帯を勤務表で割り当てる働き方を指す言葉です。ただし、毎週同じ曜日に働く固定シフト、希望を出して調整する方式、早番・遅番を回す交代制では、予定の決まり方が異なります。求人に「シフト制」とあるときは、呼び方だけで判断せず、勤務例・確定時期・変更の手順を確認しましょう。

編集:シフトエンジン。参照した公式資料と確認日は本文末尾に掲載しています。

実際に試す・記入する

「シフト制」とあったら、勤務の決まり方を確認する

日常の求人では、毎日の担当者を勤務表に配置する方式を広くシフト制と呼ぶことがあります。一方、厚生労働省の「いわゆるシフト制」の留意事項は、契約時には具体的な勤務日や時間が確定せず、週や月ごとの勤務表で初めて決まる形態を対象としています。一定期間の労働日数や時間数が決まり、定めた勤務パターンを組み合わせる三交替勤務などは、その資料の対象から除かれます。

つまり、「シフト制」という表示だけでは、働ける曜日が毎週変わるのか、決まった時間帯を交替するのかまでは分かりません。まずは、曜日を固定するか、時間帯を固定するか、本人の希望を毎回確認するかの三つに分けて読みましょう。シフト制は雇用形態そのものではなく、正社員・パート・アルバイトという呼び方とは別の軸です。

この節の参照資料:厚生労働省「いわゆる「シフト制」について」 / 厚生労働省「「シフト制」で働くにあたって知っておきたい留意事項」

固定・自由・交代制を一週間の勤務例で比べる

次の表は違いを理解するための想定例です。各職場の正式な制度名や、法令に沿った勤務表を示すものではありません。「固定」「自由」の定義は職場によって異なるため、面接では実際の組み方を聞くのが確実です。

自由シフトでも、希望した日時がすべて勤務表に反映されるとは限りません。また、交代制でも毎回希望を聞く場合があります。希望を聞く方法と、早番・遅番という勤務枠は、組み合わせて運用できます。

たとえば、毎週水曜の午後に授業があるなら、「水曜は勤務不可」という条件と、ほかの日の希望を分けて伝えます。毎週水曜を休める固定条件なのか、月ごとに希望を出す必要があるのかは同じではありません。交代制の求人なら、早番だけを選べるのか、遅番を含めて順番に担当するのかを確認すると、入社後の認識のずれを防げます。

固定・自由・交代制を一週間の勤務例で比べる
呼び方想定する勤務例予定の立て方・確認点
固定シフト毎週月・水・金の10〜14時予定は立てやすい。祝日や休みたい週の扱いを確認
自由・希望シフト翌月の希望を提出し、店が調整提出期限と確定日、希望が重なる日の決め方を確認
交代制月曜は早番、水曜は遅番など各勤務枠の開始・終了時刻、交替の周期を確認

「希望を出す」と「勤務が確定する」は別の段階

希望シフト制では、提出した勤務可能日時をもとに、管理者が必要人数や担当できる業務を調整します。勤務可能な日を送った段階と、最終の勤務表を受け取った段階を分けて把握すると、出勤日の思い違いを防げます。

たとえば「11月の希望を10月15日までに提出し、10月22日に確定版を受け取る」という運用なら、15日から22日は調整中です。これは説明用の日付であり、法定の共通締切ではありません。厚生労働省は、希望を聴くこと、確定シフトの通知期限と方法、変更手続などを事前に話し合う事項として挙げています。

連絡アプリを使う場合も、どの画面やファイルが確定版なのかを確認します。希望表のスクリーンショットを、そのまま出勤表として保存しないことが大切です。

  1. 提出時には「勤務可能」「勤務不可」「未定」を分ける。
  2. 通知日に、対象月・勤務日・開始終了時刻を照合する。
  3. 希望と違う点があれば、該当日と提出内容を示して確認する。
  4. 確定版を個人予定に反映し、変更連絡も同じ場所で管理する。

この節の参照資料:厚生労働省「「シフト制」で働くにあたって知っておきたい留意事項」 / ハローワークインターネットサービス「労働法等に関する解説」

求人・面接では勤務日数と休日の決まり方を聞く

シフト制の休日が土日になるか、平日になるかは、職場によって異なります。固定曜日で休むのか、月ごとに休日が変わるのかを確認しましょう。「週3日程度」も、毎週3日が確約される意味なのか、月平均の目安なのかで、収入や生活の見通しが変わります。

希望を優先したい人は提出方法だけでなく、最低限の勤務日数や時間数について合意できるかを相談します。厚生労働省の資料でも、最大・目安・最低限の労働日数や時間数などを、話し合う事項として示しています。条件が分からないまま「いつでも入れます」と答えるより、継続できる範囲を具体的に伝えましょう。

確認結果は口頭の記憶だけに頼らず、労働条件通知書や勤務ルールの案内と照合します。求人では「週2〜4日」、面接では「週3日を想定」と説明された場合、どちらが合意内容なのかを契約前に確かめてください。勤務条件が変わった場合は、何が変わったかを説明してもらい、納得できる状態で働き始めましょう。

記入例・数式
求人のシフト制について確認させてください。
平日は17時以降、土曜は終日勤務可能です。
毎週の勤務曜日は固定でしょうか、それとも月ごとに調整されますか。
また、勤務日数の目安と、翌月のシフトが確定する日を教えていただけますか。

  • 一か月の勤務日数・時間数の目安と、最低限の勤務量はどう決まるか。
  • 勤務できない曜日や時間帯を、契約時に決められるか。
  • 休みの希望は何日分まで出せるか。いつ、どの方法で提出するか。
  • 確定するのはいつか。授業や家庭の予定が未定ならどう扱うか。
  • 早番・遅番のすべてに入る必要があるか。

この節の参照資料:厚生労働省「「シフト制」で働くにあたって知っておきたい留意事項」

確定後の変更は、相談と記録を残して進める

確定後に勤務できなくなった場合は、まず職場の連絡手順に従って早めに相談します。「休みにしてください」だけでなく、対象日、現在の勤務時間、勤務が難しい事情、いつ返答を確認できるかを伝えると、管理者も調整しやすくなります。変更の連絡をしただけで承認済みと考えず、結果を確認してください。

厚生労働省は、一度確定した労働日や労働時間等の変更は基本的に労働条件の変更に当たり、労使双方の合意が必要と説明しています。会社から急な短縮や取消しを伝えられた場合も、元の勤務表、連絡内容、説明を保存し、条件との関係を確認します。合意の有無や個別事情で判断が必要な問題は、総合労働相談コーナーなどで相談できます。

シフト制だから休憩や労働時間のルールがなくなるわけではありません。勤務枠の開始と終了だけでなく、途中の休憩がどう取れるかも勤務前に確認しておきましょう。

この節の参照資料:厚生労働省「「シフト制」で働くにあたって知っておきたい留意事項」 / ハローワークインターネットサービス「労働法等に関する解説」

自分に合うかは、自由度より「いつ分かるか」で判断する

毎週同じ予定で動きたい人は固定シフトを候補にしやすく、月ごとに予定が変わる人には希望を提出できる方式が役立つ場合があります。ただし、方式名が同じでも確定日の早さや変更の頻度は異なります。自由という表現だけで選ばず、実際の通知例を見せてもらうと生活との相性を考えやすくなります。

応募前に、勤務できる曜日・時間、必要な勤務量、予定が分かる時期を一枚に書き出してみましょう。職場のルールと照らし合わせて、無理なく続けられる範囲を確認します。店側が説明する場合も、制度名の説明に加えて、希望提出から確定までの一か月の流れを示すと、入社後の認識差を減らせます。

参考資料・記事について

公式資料の機能説明・制度案内を参照し、手順と記入例は当サイトで作成しています。想定例・試算は実在する店舗の実績ではありません。制度やサービスの条件は変更される場合があるため、参照先の最新情報もご確認ください。

よくある質問

シフト制と固定シフトは違いますか?

固定シフトは曜日や時間を固定して働く方式として使われます。求人では固定シフトも広くシフト制と表現することがあるため、実際の曜日・時間の決まり方を確認してください。

自由シフトなら好きな日に必ず働けますか?

必ずとは限りません。希望を提出しても必要人数や他の人の希望との調整があります。勤務日数・時間数の目安や下限、希望が重なった際の扱いを事前に確認しましょう。

シフト制では土日に休めませんか?

土日休みが不可と一律に決まるわけではありません。職場の勤務条件と希望の調整方法によります。固定の休みが必要なら、採用時から相談して合意内容を確認しましょう。

正社員でもシフト制になりますか?

正社員という雇用上の呼び方と、勤務表で日や時間帯を決める方式は別の話です。正社員の求人でも勤務パターンと休日、通知方法を確認する必要があります。

次に確認したいこと

希望提出の書式を見る

関連する解説や記入例を、ご自身の確認したい内容に合わせてご利用ください。